年越しそば
 大晦日にそばを食べる風習は、江戸中期には民間に根づいていたようです。
しかし、なぜ大晦日にということになると、諸説入り乱れて、これといった定説はありません。では、年越しそばの由来の諸説をちょっとのぞいてみましょう。
●その1「細く長く」説
 今でも一般に信じられているのがこの説です。そばのように細く長く生きて寿命を全うし、家運も末永く続くようにとの願いから、そばを食べるようになりました。
●その2、「切れやすい」説
切れやすいのがなぜいいのか。それは、そばのようにさっぱりと一年の苦労や災いと縁を切ろうとの願いから、そばを食べるようになったという説もあります。