うどんの起源をさかのぼれば、紀元前7000年頃の西アジアに始まります。その頃、狩猟生活をしていた人たちは、狩猟とは別の食糧確保の手段として、草を食べることを発見しました。この食べられる草が、小麦の一種だったようで、後の農耕文明へと発展したようです。それと同時に、その食べ方も次第に進化していき、石で小麦の粒をすりつぶし、粗く粉にしたものに水を加え、焼いて食べました。これがパンのはじまりで、やがて麺などとしても食べられるようになりました。こうして小麦の栽培がはじまり、その後、シルクロードを通って中国へ伝わり、さらに麺として中国の黄河流域からアジアへ、そしてヨーロッパへ。一説では、ヨーロッパにはマルコポーロが伝えたともいわれています。